帯状疱疹とは

こんにちは。
群馬県みどり市大間々町大間で痛み専門の診療をしている、「アイダ痛みのクリニック」です。

帯状疱疹は水ぼうそうにかかったことがある人は誰でもかかるかもしれない病気です。
痛みも伴うため、ペインクリニックでも治療を行っています。
今回は、帯状疱疹についてお話しします。

帯状疱疹の原因と症状

帯状疱疹は、皮膚に赤いブツブツができ痛みも出る病気です。皮膚のトラブルと考えられがちですが、実際には神経に残っているウイルスに原因があります。
水ぼうそうのウイルスは、治った後も神経の根もとに潜みます。体の免疫力が落ちると、このウイルスが活動し始め、神経に沿って帯状疱疹を起こすのです。なお、胸部や腹部にもっともよく起こります。

帯状疱疹は20~30代で起こりやすくなり、50歳以降になると年齢とともにさらに発症しやすくなります。特に8月頃に起こりやすいと言われています。

帯状疱疹の治療方法

帯状疱疹になって間もなければ、抗ウイルス薬を飲んでいただきます。
また、帯状疱疹には痛みも伴うため、痛み止めも処方します。ロキソニンやボルタレンなどの鎮痛剤でも痛む場合は、神経の痛みに効く抗うつ薬などを使うこともあります。
さらに痛みが強い場合は、神経ブロック治療を行います。

帯状疱疹後神経痛になることも

帯状疱疹になった後の痛みが残ることを、「帯状疱疹後神経痛」といいます。痛みだけでなくしびれたり、感覚がにぶくなることもあります。
帯状疱疹になってすぐの頃に痛みを取る治療をしっかりと行っておくと、帯状疱疹後神経痛の予防につながります。ただし、ご高齢の方や知覚過敏などがある方、免疫力が低下している方などは早めに治療をしていても、帯状疱疹後神経痛になることがあります。

帯状疱疹後神経痛は、通常の痛み止めを飲んでも効きません。
そのため、帯状疱疹後神経痛が続いたら鎮痛薬や神経ブロック治療で対応します。さらにレーザー治療も行うことがあります。

痛みのある赤いブツブツができたら、我慢せずにお早めにペインクリニックにご相談ください。適切な治療で帯状疱疹の症状や痛みを改善し、帯状疱疹後神経痛を防ぎましょう。