顔の痛みの原因とは

こんにちは。
群馬県みどり市大間々町大間で痛み専門の診療をしている、「アイダ痛みのクリニック」です。

お顔の痛みに悩まされたことはありませんか?
今回は、お顔の痛みを引き起こす代表的な病気についてお話しします。

お顔の痛みを引き起こす病気

お顔の痛みの原因には色々考えられるため、簡単には診断できないものです。
むし歯などの歯の痛みからお顔が痛むこともありますし、副鼻腔炎や中耳炎などによってお顔まで痛むこともあります。その他にも顎関節症や三叉神経痛など、様々な病気がお顔の痛みを引き起こします。

・三叉神経痛
三叉神経痛は、頭蓋骨の出口から出てくる「三叉神経」が脳に入るあたりで血管に押されて起こります。また、脳腫瘍によって三叉神経痛になることもあります。
会話や食事、何かに触れること、くしゃみ、あくびなどでお顔や頭、お口の中などに数秒~数十秒、激しい痛みを感じます。そのため、食事が取りにくくなってしまうケースもあります。
治療については、カルバマゼピンという薬品を投与するところから始めます。また、神経ブロック治療を行うこともあります。

・帯状疱疹
帯状疱疹は、子どもの頃にかかって脊髄に潜んでいた水ぼうそうのウイルスが、抵抗力が落ちることで発症して起こります。
帯状疱疹が発症すると、顔などの体の一部がズキズキと痛み、赤い水ぶくれが出ます。
当院では、薬剤を投与するとともに、神経ブロック治療も行います。抵抗力を取り戻すために、心身を休めることも大切です。

・顔面神経麻痺
お顔の筋肉を動かす顔面神経がウイルスに感染したり、中耳炎の炎症がお顔に影響するなどの原因で起こります。また、原因がよくわからないことも珍しくありません。
顔面神経痛になると、ある日突然目が閉じなくなったり、笑顔がゆがむといった症状が起こります。
治療では神経ブロックの他、ビタミン剤や抗ウイルス剤、ステロイドホルモンなどの投与も行います。

・副鼻腔炎
副鼻腔炎は、鼻の奥にある副鼻腔という空間に炎症が起こる病気です。
鼻水が出続けたり鼻が詰まるというった主な症状の他にも、鼻の奥や上顎などに痛みを感じることがあります。
治療では、消炎鎮痛剤や抗菌剤を飲んでいただくことがほとんどです。

・顎関節症
顎関節のクッションがズレたり、顎関節の骨が変形するなどの理由で起こります。
顎の関節がカクカク鳴る、大きくお口を開けられないといった症状の他に、顎関節が痛むこともあります。
当院では顎関節に注射するなどの処置で痛みを和らげますが、慢性的な顎関節症の場合は歯科医院での治療がおすすめです。

その他にも、顔面神経痛や舌咽神経痛などによってお顔に痛みを感じることがあります。
専門家以外の診断は難しいですので、まずはご来院いただき症状についてお聞かせいただくとともに診察をお受けください。
お顔の痛みが続くのはつらいものです。当院で痛みを和らげ、毎日の生活を取り戻していきましょう。